PETTY BOOKAの歩んだ道 〜アサノとブカちゃん〜 〈前編〉 [アナログ&CD]
何だコレ??・・・が第一印象でした。
あれは1996年、ミュージックマガジンの新譜レビューの中に見つけた1枚のCD。写真で見る限り、若いのか?若くないのかよくわからない「アサノとブカちゃん」なる女の子のユニットだった。
ジャケットがおとぼけ感あってすぐ欲しくなり、CDショップに直行したのだが、どうやらインディーズらしく新潟あたりじゃ店頭購入は難しい感じ。欲しいモノっていつもそう。インターネットを始めたのもこの1996年で、アナログの遅い(ホントに遅い。そして切れる)モデムを使い検索してたらレーベルのオフィシャルサイトを発見。早速そのHPからオーダーしようとしたら・・・・未完成なオーダーフォームからは結局注文出来ず、電話でオーダーすることになったのだ。その電話に出た女性が妙におかしな方で、初めて電話してるのに変なだじゃれ言ったかと思えば、自己反省して真面目に応対したり・・・・その女性の名前は「木村さん」おかしい人だな〜って思いながら、「FUJIYAMA MAMA」とその前に発売されていた「TOCONUTS HAWAII」の2枚を注文。「PETTY BOOKAこれからもよろしくお願いしますね〜」って電話で最後まで愛想よく応対してくれた木村さんは、実はこのBENTENレーベルの社長、オードリー木村さんでした。実はこのBENTENレーベルは、マイク真木が在籍した、モダンフォークカルテットのメンバーで、日本の音楽シーンの中で様々な活動をしてきた麻田 浩さんの個人事務所に活動の拠点を置いていたのであります。
BENTENレーベルは日本のガールズバンドの宝庫。
Lunachicks、DROOP、ロリータ18号、ヌードルズ、ザ・フラメンコ・ア・ゴーゴー
特に「アサノとブカちゃん」が所属していた「The Flamenco A Go Go」は狙いすましたグダグダ感とパンキーな姿勢でありながら、スチールギターやウクレレもこなした、インディーズパンクの中では飛び抜けていたグループ。
このレーベル自体早くから海外に目を向けていて、アメリカでショーケース開いたりすることが出来たのも大御所「麻田 浩」の功績の賜物。
ここに麻田さんのこと詳しく出ていますので、ご興味のある方はご覧になってみてはいかがかと・・・・
http://www.musicman-net.com/report/17/

届いた2枚のCD聴いて、「これは何なんだ〜」が正直な印象。ヘタ過ぎる・・・歌がぁ〜酷い、酷過ぎるって思ったのと同時に、メチャクチャ巧いバッキング。

このアンバランス感はいったい・・・・相当なチカラあるのに「ヘタっぽく」やってるんだ〜このオネエちゃん達はってことに気がつき始めたのは「FUJIYAMA MAMA」に入ってるフェアーグランド・アトラクションのカバー「perfeut」での英語発音。ちゃんと出来るのにちゃんとしないコトの楽しさを感じて、どんどんPETTY BOOKAの深みにハマって行きます。

Toconut's Hawaii
1.Pineapple Princess (Dick Sherman/bob Sherman訳:漣健司)
2.Under the Boad walk (Resnick Arthur/Young Kenny)
3.Que Sera, Sera (Even Raymond/Livingston Jay)
4.Karma Chameleon (Culture Club) 5.Baby It's You (Bacharach/David/Williams)
6.Where The Boys Are (Niel Sedaka) 7.Tiki Torches at Twilight (Bob "Fuzz"Fuller)

上は1995年発売の「Pineapple Princess」7インチシングル
このえぐいイラストは皆様おなじみエロエロイラストの「rockinjellybean」
http://www.rockinjellybean.com/

同じく「rockinjellybean」のイラストによるクリスマスシングル
「赤鼻のトナカイ」
FUJIYAMA MAMA
1.Seven Lonely Days (Earl shuman and Marshall brown/Aiden Shuman)
2.He'll have to stay (Joe and Audrey Allison)
3.Live fast,Love hard, Die young (Joe Allison)
4.I don't sleep, I drink coffee instead (Brenda Kahn)
5.My baby don't dance to nothing but Ernest Tubb (Junior Brown)
6.Trucker's Cafe (Sylvia Tyson)
7.Fujiyama Mama (Jack Hammer)
8.Kaw-Liga (Hank Williams/Fread rose)
9.Queen of the house (Roger Miller/Mary Taylor)
10.Is the blue moon still shining? ((melissa Monroe)
11.Perfect (Mark E. Nevin)
12.Louise (Paul Seibel)
13.Born to be wild (Mars Bonfire)
PETTY BOOKAの出身地はよく変わる!?
彼女達は公然と「ワタシ達はハワイ出身です。」とか「テキサスから来ました」ってメディアにも言い切ってるのが可笑しい。コテコテのニッポンのオンナ顔なのに(笑)
翌1997年、BENTENレーベルはメジャーの傘下へ。「シスターレコード」の名の元、クラウンより「Hawaiian Pure Heart 〜ハワイの純真〜」を発売。

アジアの純真ならぬ「ハワイの純真」・・・・
インディーズ時代の「Toconut's Hawaii 」の延長線上にある本作品でも、オーセンティックなスタンダードに混ぜ込むようにまたもやカルチャー・クラブの「君は完璧さ」やブロンディーのカバーまで歌ってしまう始末・・・相変わらず「ヘタっぽく」やっているが、アサノのハスキーヴォイスとブカちゃんの線の細い声が織りなすハーモニーは、ハマると絶品。
PETTY BOOKA from HAWAII
Hawaiian Pure Heart〜ハワイの純真〜
1. ビキニスタイルのお嬢さん
2 .マイ ハピネス
3. 君は完璧さ
4. 月の夜は 5. ホノルル
6. WE'LL SING IN THE SUNSHINE
7. THE TIDE IS HIGH
8. CHOTTO MATTE KUDASAI -Never Say Goodby-
9. プカプカ パンツ
10. フジムラ ストア
11. バリバリの浜辺で
12. VIYA CON DIOS
13. DANCING IN THE STREET
同年、「FUJIYAMA MAMA」からフジヤマ・ママ/セブン・ロンリー・デイズのカップリングでマキシシングル発売。


今じゃDVD付きが当たり前みたいな時代ですが、このシングル 「CDエクストラ付き」バタ臭い画面が泣けました。
同じく1997年、「あれあれ?」って感じのジャケットで「Sweetheart of The Radio 〜ラジオの恋人〜」発売。

そうですね〜コレですね〜。
PETTY BOOKA from TEXAS
Sweetheart of The Radio 〜ラジオの恋人〜
1. Late Night Radio (B.Danaff/T.Niver)
2. Ameria Earhart's Last Flight (D.Mc Enery)
3. Speedo (E.Navarro)
4. Barroom Girls (G.Welch)
5. Mercedes Benz (J.Joplin)
6. Material Girl (P.Brown/R.Rans)
7. Devil Gate Drive (M.Chapman/N.Chinn)
8. Running Bear (J.P. Richardson)
9.( I can't help you )I'm falling too (D.Robertson/H.Blair)
10. Proud Mary (J.C.Fogerty)
11. Rose Garden (J.South)
12. The Rhumba Boogie (H.Snow)

PETTY BOOKAが(PETTY BOOKAのプロジェクトが)本気だと感じたアルバム。
麻田氏の考えからなのだろうが、熊本、箱根などのブルーグラスフェスティバルに本気で出演。入賞までしてるから凄い。バッキングもBluegrass SideがThe Super Pickersで、Country SideがDr.K.Projectってなれば本気に違いない。内容も段々本気臭くなってきている。
このアルバムの聴かせどころは「Mercedes Benz」と「Proud Mary」フィドルがフューチャーされた「Mercedes Benz」は、もちろんジャニス・ジョプリンの名曲であるが、この二人のハーモニー(本気)が「Mercedes Benz」を決してぶち壊していない。見事なカントリーに仕上がっている。
そして「Proud Mary」これはDr.K.Projectの見事な演奏で、スワンプ色がまったく抜けきった「Proud Mary」だが、2人のハーモニーも軽く、Dr.Kこと 徳武弘文のテレキャスターサウンドにベストマッチ。その他も「Rose Garden」おもしろいところでは「Devil Gate Drive」なんてカバーまで・・・これじゃderosa84さんがこのアルバム持ってる理由よ〜くわかったね。
しかし、ブカちゃんは楽器も巧い。もともとフラゴーのギタリストだしね。

これはシスターレコードからの発売ではありませんが、名作アニメトリビュートアルバム「テイスト・オブ・スィート・ラブ」からのCDシングル(コノスタイル・・ナケル)であらいぐまラスカルのテーマソング「ロックリバーへ」。なおアルバムに収録されている「ロックリバーへ」は英語バージョン。しかしこのシングルは日本語バージョン。なんて言ったところで
ナイアガラ関連なら別ですがヴァージョン違いに騒ぐこともなくひっそりと廃盤へ・・・・
ということでココまでを前半とさせて頂きます。
あまりにも大雑把すぎて解らないかもしれませんが・・・・
後半で
「Blue Lagoon 〜ペティブーカの青い体験〜」
「Dancing with Petty Booka -ペティ・ブーカと踊ろう」
の2枚を集中的にやります。
この2枚で「アサノ」が完全燃焼してしまったことが伝えられたら嬉しいです。
後半はアルバム2枚分だけど、前半より長くなるのは確実。
それくらい名盤なのです。
お持ちの方は決して売らないように(笑)
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このTシャツが・・・「全国的」に盛り上がっているようっすね(笑) 理屈&能書無しに「かっこいい!」って思えるデザイン。 そんなモノに出会えた時は、ほんとハッピーです。 唐突ですが・・・・ 私のHNである「PETTY」は PETTY BOOKAの「PETTY」なわけで…[続く]








いや~、何て言うか、引き出しが多い(多過ぎ!)っていうか、守備範囲がメチャクチャ広いっていうか・・・テレキャスの大御所、徳武大先生もキャスティングされちゃって・・・脱帽!
サイドバー「貼り付け」のアドバイス、ありがとうございました。お陰様で、バッチリうまくイキました。
by ベアトラック (2006-07-17 15:07)
まったく音を聞いたことがないので、記事と画像で判断するしかないのですが、偉大なるB級ガール・ポップという感じで、すごく惹かれます(笑。
麻田浩さんをはじめとするプロジェクト・チーム?の完璧な60's&ローカル・テイストといい、Dr.Kこと徳武大先生起用のバックといい、半分本気で遊んじゃってますね。
後編も期待大です^^
by parlophone (2006-07-17 19:57)
またコメントできない内容
でも面白そうなモノですなぁ
そういえば
昔、TINAという女の子のデュエットありましたが…
by (2006-07-17 20:26)
ベアトラックさま
祝サイドバー貼付け。MASAさんからのアドバイスが生きた〜!
Dr.Kの存在意義は大きいですよ〜!
Dr.K.Projectもメンバーが固定してからの音ですからバッキング聴くだけでも楽しめます。
by hamakaze_ataru (2006-07-17 20:48)
遼さん,どうもです。
B級ガール・ポップなテイストを裏であやつる麻田浩さんは凄い。カントリー、ブルーグラスそしてハワイアンの共通性が見えてきます。
後半では本気になってしまった「アサノ」が燃え尽きるまでを伝えたいです。
以前、狭山の公園を守ろうみたいなチャリティーコンサートをスカパーで見た時も、麻田浩さんのバンドやDr.K.Projectもでてました。もちろん狭山の重鎮、細野晴臣に鈴木茂、小坂忠そして昔イベンター時代の絡みだと思うのですが、エリック・アンダーソンまで出ていました。
by hamakaze_ataru (2006-07-17 21:03)
バンマスさま
奥様とのベトナム料理、うらやましいですよ〜。っていうかアオザイ!いいですよね〜!
ワタシより上の世代の方にはきっと喜べる内容だと重います。オーセンティックなナンバーに絡め、カルチャー・クラブやマドンナ、ブロンディー、CCRにステッペンウルフにスージークアトロまで!盛りだくさんで楽しいCDばかりです。廃盤になってないもの探して是非聴いてみてください。
by hamakaze_ataru (2006-07-17 21:07)
このおふた方、今で言えばパフィみたいな感じだったんですかね~?
そして、スージークアトロに異常に反応してしまいました。
by derosa84 (2006-07-17 22:07)
derosaちゃん
う〜んpuffyよりマイナーな世界で、puffyよりもっと玄人ウケする選曲、バッキングで、世界を視野に入れたプロジェクトだったのかもね。リンク貼った麻田浩さんのサイト見ると、日本のガールズバンドをどうしたかったかが読み取れます。後編はもっと熱くなってるので乞ご期待!
スージークアトロのカヴァーが入ってたから「ラジオの恋人」買ったんでしょ?
by hamakaze_ataru (2006-07-17 22:20)
大安さんがここまで入れ込んでいるとは恐れ入りやした〜^^。
そう、インディ界のパフィですね。彼女たちは。
私がかつてCDを買ったきっかけは、とあるCD屋の女の子から「フジヤマ・ママ」のサンプル盤のCDシングルを貰って聴いてみてちょっと気に入ったのがきっかけでした。結局そんなに聞き込んでもいないうちに手放しちゃったんですけど、大安さんのリキが入った記事を読んで、やっぱりちょっと売ったの後悔してます。くそぉ(笑)。
けど、CDまだ廃盤になってないかな?まあどっちみちデジ・パックの初回盤はきっと入手困難ですね。
by MASA (2006-07-17 23:49)
MASAさん
お待ちしておりました(笑)
後編で紹介する「Dancing with Petty Booka -ペティ・ブーカと踊ろう」以降は興味失ってますので1枚も買っていませんが、初回にかかわらず全てデジパックのはずです。
廃盤もいくつかあるようですが、面白いのがアメリカ盤があります。日本で廃盤、アメリカでは普通に売られているところに、麻田浩の力感じます。
もしかしたら・・・
後半で紹介する2枚、廃盤かも。
by hamakaze_ataru (2006-07-18 00:11)
えぇ~!?後半はもっと熱くなるんですかー?!その熱意に、もう1回 nice! を押したいくらいですね・・・俺は、朝顔の観察日記、頑張らないと。
derosa84さんの、スージー・クワトロ・・・来ると思ってました。
by ベアトラック (2006-07-18 06:47)
ベアトラックさま
おはようございます。今朝は9時前に納品があるのでいつもより早起きです。
petty bookaはアメリカでウケがいいみたいなので、出張の時、お土産に持っていったらよろこばれるかも。
by hamakaze_ataru (2006-07-18 07:10)
朝早くからご苦労様です。私のアメリカの友人・知人・仕事仲間は、残念ながら、み~んな色気より食い気150%なんですよ。それも、かなりの甘党。新潟県が世界に誇る、元祖浪花や「柿の種」も喜ばれますが、それよりもモロゾフのチョコレートやクッキーの詰め合わせに目がありません。
そういえば、オルテガ社長も魚卵系大嫌いです。名誉会長にでもしてあげて下さい。
あれ、何の話でしたっけ?そうそう、petty booka ね、私が欲しいです。大安さんにプッシュされて注文した、ELOのZOOM、まだ届きませんねぇ・・・
by ベアトラック (2006-07-18 14:48)
ベアトラックさま
まだZOOM届かないっすか!在庫なかったのかな〜
名誉会長も決まり、いよいよ本格的に活動開始しましょうかね〜。何するんだろ?
仕事があるくせにpetty bookaの後編を仕上げてます。これ終わらないと仕事に集中できなくて・・・もうすぐ終わりますから待っていてください。
by hamakaze_ataru (2006-07-18 16:47)